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発表 土壌の異なる改良山成工造成地での表土扱い層の物理性の経時変化

作成年度 1994年度
論文名 土壌の異なる改良山成工造成地での表土扱い層の物理性の経時変化
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本土壌肥料学会
誌名(No./号数)
発表年月日 1994/04/02 ~ 1994/04/04
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo)
土壌保全研究室宍戸 信貞(SHISHIDO Nobusada)
土壌保全研究室沖田 良隆(OKITA Yoshitaka)
抄録
改良山成工造成畑の表土扱い層はこの作業の運土工程で圧縮や練り返しを受け、土壌物理性が大きく変化する。そこで、土壌の異なる4造成地(斜里:粗粒質な未熟火山性土、共和:細粒質なローム質褐色火山性土、北竜:膨潤性粘土を含む中粒質の酸性褐色森林土、当麻:中粒質な暗色表層酸性褐色森林土)で造成中および造成後の表土扱い層の物理性の経時変化(表土戻し直後:丁造成1年後:T2、造成数年後:T3)を調査した。1)いずれの圃場でも、表土扱いにより表土扱い層が由来する土層(A層とB層)よりも圧縮されていた。2)斜里では何れの調査時でも、粗孔隙(CP:pF1.8以下)量および易有効水分孔隙(EAW:pF1.8-3.0)量ともに10%以上であった。3)共和、北竜および当麻ではT1でのCPおよびEAWは5%以下であったが、共和と当麻での両孔隙量は経時的に増加し、T3でCPは20%以上、EAWは10%前後に増加した。3)造成時の土壌水分が高かった北竜ではT3でもCPおよびEAWは約5%で孔隙量の回復はなかった。4)表土戻し直後の心土破砕の効果は塑性限界付近の土壌水分であった共和で顕著で、土壌水分が多かった北竜で殆ど認められなかった。5)北竜では経時的に脱水収縮が進行していた。
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