国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 重粘土および泥炭土での造成土壌の微細構造に変化

作成年度 1994年度
論文名 重粘土および泥炭土での造成土壌の微細構造に変化
論文名(和訳) Changes of Micromorphology of Reclaimed Upland in Clay and Peaty Soils
論文副題
発表会 国際土壌科学会議 lnternational Congress of Soil Science
誌名(No./号数)
発表年月日 1994/07/10 ~ 1994/07/16
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo)
土壌保全研究室沖田 良隆(OKITA Yoshitaka)
抄録
重粘土および泥炭土での農地造成地で、造成後の土壌の微細構造の変化を土壌物理性とともに調査した。表土扱いを伴った重粘地での造成では、表土扱い作業により、粗孔隙(CP:pF1.8以下)量および易有効水分孔隙(EAW:pF1.8-3.0)量が5%以下に減少し、保水・排水性が悪化した。耕起砕土によりCPは回復するが、EAWの回復には数年を要した。[*]客土が実施された泥炭土での造成地では、経年的に土層の乾燥化が認められた。客土層直下の泥炭層では経時的に容積重が増大し、かつCPも増大した。さらに、不飽和透水係数も低く、泥炭からの抽出腐植により測定した癈水性も高まり、これらが土壌の乾燥化に関連しているものと考えられた。泥炭層では主に柔組織を主体とした腐朽と圧縮が同時進行しており、これが上記の性状変化に結びついていると考えられる。
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