作成年度 | 1994年度 |
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論文名 | 暗渠排水の機能不良原因の解明とその改善対策 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 十勝管内土壌診断事業推進協議会土壌診断研修会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1994/11/17 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
抄録 |
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排水不良を呈する暗渠排水では、下部は膨軟な埋戻し部がなされたが、多水分状態なため、土塊が崩壊し、水みちとなる粗孔隙(CP:pF1.8以下)が消滅し、水はけに関与しない細孔隙(pF1.8-3.0)が増加した。埋戻し上部は埋戻し作業およびその後の営農作業により、未撹乱部と同程度に圧縮されており、水はけに関与するCPは未撹乱部と同程度に少なかった。暗渠管内の堆泥は鉄分が再沈澱したもので、これにより暗渠管の閉塞が生じていた。[*]そこで、暗渠掘削部での粗孔隙量を確保し、暗渠渠間部から暗渠排水までの水みちを確保するため、暗渠掘削下部に砂利を埋戻し、上部に掘削土を埋戻した後、1)砂を用いた有材心土破砕を暗渠と直行して施工した試験区(A区)を設けた。また、対照として、2)無材心土破砕を暗渠と直行して施工(B区)、および3)心土破砕を無施工(C区)、の2試験区を設けた。[*]埋戻しの砂利部と有材心土破砕の砂部は水みちとして機能していたが、無材心土破砕には水みちとしての機能を期待できなかった。A区の地下水位は他区よりも低く推移した。A区の収量はC区よりも優っていた。 |
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