作成年度 | 2012年度 |
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論文名 | 塩分環境下における埋設型枠工法の凍害に関する基礎的検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第711号 |
発表年月日 | 2012/08/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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つくば中央研究所道路技術研究グループトンネルチーム(前 耐寒材料チーム) | 伊佐見 和大(ISAMI Kazuhiro) |
耐寒材料チーム | 吉田 行(YOSHIDA Susumu) |
耐寒材料チーム | 田口 史雄(TAGUCHI Fumio) |
北海道開発局函館開発建設部函館道路事業所(前 耐寒材料チーム) | 下谷 裕司(SHITAYA Yuji) |
抄録 |
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埋設型枠工法は、新設構造物および既設構造物の表面を耐久性の高いプレキャストコンクリート製の型枠により保護し、コンクリート構造物の塩害や凍害に対する耐久性を確保することを目的とした工法である。本研究では、目地部を有する埋設型枠版を設けたコンクリートブロックの試験体に対して塩分環境下での凍結融解試験を実施し、1)埋設型枠版および目地材のスケーリングに対する抵抗性、2)建研式プルオフ試験による凍結融解後の母材コンクリートと埋設型枠版の付着状況の評価、3)超音波伝播速度の測定による、凍結融解後の母材コンクリートの劣化について評価を試みた。その結果、目視観察では一面凍結融解試験(50サイクル)後の埋設型枠版および目地部のスケーリングは確認できず、埋設型枠版と目地材および母材コンクリートの付着は保たれており、凍結融解後の母材コンクリートの劣化は見られなかった。しかし、目地材の紫外線による劣化や長期的な凍結融解作用の影響について、今後継続的に検討する必要のあることが示唆された。 |
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