国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 著しいひび割れを有した布部大橋の耐荷力について

作成年度 1994年度
論文名 著しいひび割れを有した布部大橋の耐荷力について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1995/02/21 ~ 1995/02/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
構造研究室佐藤 昌志(SATO Masashi)
構造研究室金子 学(KANEKO Manabu)
構造研究室山内 敏夫(YAMAUCHI Toshio)
抄録
本橋の主桁側面にせん断ひび割れが発生しているため耐荷力の検証を行った。[*]調査の項目として、材料特性、たわみ、応力測定、死荷重応力測定、振動実験、実耐荷力の計算検討、設計計算との対比による安全性調査を行った。主桁コンクリートの圧縮強度は推定基準強度を満足していた。しかしヤング係数はEc=1.48×105と、低下が進んでいることが分かった。[*]振動試験結果として、3.2Hzとなり、S41年当時の3.8Hzより低下していて、ヤング率の低下と関係していることが判明した。主桁鉄筋は、規格値を満足していた。疲労限度は1650kgf/c㎡2程度であった。死荷重時実測応力は1000~1300kgf/c㎡で計算値の1130kgf/c㎡と比較して過大となっていた。設計計算との対比でTL-20、B荷重でせん断力不足が判明した。
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