作成年度 | 1994年度 |
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論文名 | 緊密固結性土壌に対する砂質火砕流堆積物の客土効果 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第38回北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1995/02/21 ~ 1995/02/23 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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旭川開発建設部 | 山田 圏雄(YAMADA Makio) |
土壌保全研究室 | 宍戸 信貞(SHISHIDO Nobusada) |
土壌保全研究室 | 大矢 朋子(OYA Tomoko) |
抄録 |
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緊密固結性土壌は上川、中・南部に分布し、1)土性が粘質で容積重が大きいため、耕起砕土が困難であり、2)保水性が小さく降雨時には泥状になり乾燥すると固結し緊密化する性質を持つため、作物の生育に悪影響を及ぼす土壌で、細粒褐色森林土と灰色台地土よりなる。従来の客土基準では対象とならないこの土壌に対し、砂質火砕流堆積物を客土した効果について調査した。客土された作土層は、土壌物理性(土性、容積重、孔隙量、クラスト硬度、圧砕強度)だけでなく、B/F値(細菌数/糸状菌数)、硝化菌数等の微生物性も改善され、収量も増加した。特に作土層の物理性改善の面でで、この客土は非常に有効な方法であると考えられた。しかし緊密固結性土壌は、作土の化学性や下層土の物理性に課題が残されており、肥料の溶脱による損失の可能性も否定できない。今後これらの改善対策の検討が必要である。 |
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