国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 樹園地帯での水利用実験

作成年度 1995年度
論文名 樹園地帯での水利用実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 農業土木学会大会講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 1995/07/25 ~ 1995/07/26
所属研究室/機関名 著者名(英名)
(社)北海道土地改良設計技術協会農村地域研究所小松 淳一(KOMATSU Junichi)
農業土木研究室中村 和正(NAKAMURA Kazumasa)
農業土木研究室鈴木 良寛(SUZUKI Yoshihiro)
抄録
北海道内のY地区では、果樹を対象とした畑地灌漑が実施されている。国営事業による基幹水利施設は1988年までに整備され、その後、配水系施設の整備が進んでいる。筆者らは1990年より、この地区での水利用について調査を継続している。この地区のNファームポンドでは、配水系の整備率が低い段階では、計画日消費水量の3㎜を越える水利用が頻繁にみられた。しかし、配水系の整備がほぼ完了した1994年には、ファームポンド容量が上限となるため、干天が続いても日使用水量を3㎜程度に抑制する必要が生じた。また、1994年の31日に及ぶ連続干天期間中には、数回にわたりファームポンドの貯留量が0になった。Nファームポンドの受益地区では、ローテーション制をとっているので、1日の最後の水利用者にも決められた用水を確保するため、ファームポンドの残水位の管理が必要である。
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