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発表 路床の凍上性と上載荷重の影響

作成年度 1995年度
論文名 路床の凍上性と上載荷重の影響
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1996/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
地質研究室疋田 貞良(HIKITA Sadayoshi)
地質研究室鈴木 哲也(SUZUKI Tetsuya)
地質研究室磯田 卓也(ISODA Takuya)
抄録
凍結融解作用などの風化作用により経年的に変化する岩盤の凍上性を検討するため、道内の各種岩石を用いて、固形試料および粉砕試料を用いた凍上試験、凍結融解試験を実施した。固形試料および粉砕試料を用いた凍上試験は、それぞれ新鮮な岩盤および凍結融解などの風化作用により著しく劣化した岩盤の凍上性を検討するために行った。その結果、新鮮な岩盤の凍上性の有無は、岩石の基本的な性質を指標として比較的明確に判定できることが判明した。これに対して、著しく劣化した岩盤については、固結度の低い軟質な岩石ほど凍上しやすい傾向は認められるものの、明確な凍上性有無の境界は認められなかった。[*]岩盤の凍上性に対する舗装などの上載荷重の影響について検討するため、泥岩の粉砕試料を用いて上載圧下の凍上試験を行った。試験時の上載圧は道内の国道の路床上面に加わる荷重を勘案し、0.18kgf/cm2以下とした。この上載圧は従来知られている凍上圧に比べかなり小さなものであるにもかかわらず、岩盤の凍上性に対する上載荷重の影響は明瞭であり、上載圧が増加するに従って、凍上率は急激に低下する。
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