作成年度 | 1995年度 |
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論文名 | 分割練混ぜダムコンクリートの諸特性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1996/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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材料研究室 | 吉田 行(YOSHIDA Susumu) |
材料研究室 | 堺 孝司(SAKAI Koji) |
抄録 |
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これまで、コンクリートの品質を向上させる方法の一つとして、分割練混ぜが研究されてきた。分割練混ぜコンクリートはブリーディングが減少し圧縮強度が増大すると言われている。本研究では、従来型および新しく考案した分割練混ぜがダムコンクリート(RCDおよび内部有スランプコンクリート)のブリーディングと圧縮強度に及ぼす影響について検討した。[*]その結果、従来型の分割練混ぜ法によるコンクリートの圧縮強度は、RCDコンクリートでは全体として、単一練り混ぜ法と同程度以上であった。また、新しく考案した分割練混ぜ法によるコンクリートの圧縮強度は、ある条件では従来型の分割練混ぜ法によるものより大きくなった。有スランプコンクリートでは、材齢28日までは二次練りの練混ぜ時間を短縮したコンクリートの圧縮強度が大きかったものの、材齢91日では単一練混ぜ法と同程度でありダブルミキシングの効果は明確にならなかった。本実験の範囲では、ブリーディングは、必ずしも圧縮強度とは対応せず、他の要因も考慮した総合的な検討が必要であることが明らかとなった。 |
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