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発表 堅密固結性土壌に対する砂質火砕流堆積物の客土効果

作成年度 1995年度
論文名 堅密固結性土壌に対する砂質火砕流堆積物の客土効果
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1996/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室宍戸 信貞(SHISHIDO Nobusada)
土壌保全研究室大矢 朋子(OYA Tomoko)
旭川開発建設部山田 圏雄(YAMADA Keno)
抄録
堅密固結性土壌は上川中・南部に分布する細粒褐色森林土および灰色台地土であり、土性が粘質で容積重が大きく、降雨後に乾燥すると固結し堅密化するなど物理性が不良である。堅密固結性土壌は国営事業において砂客土の対象となる重粘土には該当しないが、この土壌の物理性改善のために行う砂質火砕流堆積物の客土は、北海道農業試験会議の普及奨励事項となっている。その客土効果を追試するために、平成4年に無客土と客土の両試験区において、土壌の理化学性とともに土壌の微生物性についても調査した。客土区の作土層では土性の変化、容積重の減少、重力水孔隙および易有効水分孔隙の増加、クラスト硬度や圧砕強度の低下など、土壌の物理性が改善され客土判定指針の基準を満足した。またB/F値(細菌数/糸状菌数)や硝化菌数が増加し、収量にも増加傾向がみられた。しかし客土により腐植含量や塩基交換容量が減少するなど、土壌の化学性はむしろ悪化しており、さらに客土層直下の土層の物理性は不良なままである。したがってこれらの改善のためには、客土以外の改良が必要である。
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