作成年度 | 2012年度 |
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論文名 | コンクリート構造物における表面被覆材端部の剥がれ防止法の一提案 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第715号 |
発表年月日 | 2012/12/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
耐寒材料チーム | 田口 史雄(TAGUCHI Fumio) |
耐寒材料チーム | 田畑 浩太郎(TABATA Kohtaroh) |
寒地技術推進室 | 川村 浩二(KAWAMURA Kohji) |
抄録 |
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寒冷沿岸域にあるコンクリート構造物では、凍結融解と塩化物の複合作用による劣化および波浪による侵食を抑制する対策として厚手の樹脂系の表面被覆材(例えば、ウレタンなど)が施工されることがある。しかし、表面被覆材に剥がれなどの損傷が発生し、部材を保護する機能が供用の途中で部分的に失われた事例が確認されており、寒冷環境下での適切な表面保護工の設計施工法の整備が望まれる。本報では表面被覆材の剥がれに着目し、ウレタンを一例に、剥がれに及ぼす環境の影響を把握するための現地調査および剥がれを防止する技術の提案に向けての実験的な検討を行った。現地調査では、ウレタンの損傷発生割合は部材から水辺までの距離が長いほど小さく、被水の影響が大きいことを確認した。実験では、ウレタン端部の付着強度に及ぼす水分供給と凍結融解の同時作用の影響が大きいこと、ウレタンの剥がれを未然に抑制する技術の一つとして端部にシラン系表面含浸材を塗布・含浸させ、ウレタン下層への水分供給を抑える方法が有効であるという知見を得た。 |
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