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発表 酸性硫酸塩土壌の露出した切土法面における植生工法

作成年度 1995年度
論文名 酸性硫酸塩土壌の露出した切土法面における植生工法
論文名(和訳)
論文副題 施工後の土壌と植生の経年変化
発表会 開発こうほう
誌名(No./号数)
発表年月日 1996/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
稚内開発建設部斉藤 惣一(SAITO Souichi)
抄録
酸性硫酸塩土壌の露出した切土法面に対して、遮水シート工法および中和工法の2種類の植生工法を試験施工し、施工後3年間の土壌と植生の経粘変化を調査した。[*]遮水シート工法では、有効根群域は遮水シート上の厚さ5cmの植生基盤のみに限定されたが、中和工法では、酸性硫酸塩土壌層の改良目標領域(深さ15cmまで)の強酸性化が抑制され、これと植生基盤を含めた厚さ20cmの領域が有効根群域として機能した。[*]酸性硫酸塩土壌層における易酸化性S、硫酸および塩基の垂直分布の経年変化から、中和工法区の酸性硫酸塩土壌層の改良目標領域は、今後とも強酸性化することはないと判断された。中和工法は酸性硫酸塩土壌層を有効根群域として活用し、植生基盤の施工厚を植生の初期生育に必要な程度にとどめることができるため、酸性硫酸塩土壌が露出した法面に対する植生工法として、経済的で有効な工法である。
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