作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | 畑圃場における地象・気象 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本土壌肥料学会東京大会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1996/04/03 ~ 1996/04/05 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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前土壌保全研究室 | 小林 信也(KOBAYASHI Sinya) |
土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
抄録 |
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1983~1992年まで、十勝管内中札内村の普通畑で、作付期間中の熱収支、土壌水分および地温を測定した。降水量は帯広測候所の値を用いた。[*]1 10ヵ年の月別平均[*]1)純放射量(Rn)、潜熱伝達量(1E)および1Eより求めた蒸発散量(ET)は5月下旬から増加し、6月に最大を示し、それ以降減少した。顕熱伝達量(H)および地中熱伝達量(G)は5月以降減少傾向にあり、Gは9月以降に負に転じた。[*]2)5月下旬と6月のETは降水量(R)を上回ったが、7月に両者ほぼ等しく、8月以降逆転した。5月下旬と6月の深さ25cmまでの土壌pFで2.5を上回る日数割合が高いこととも考え合わせると、この期間の土壌水分は作物生育に不足していたと考えられる。[*]2 乾燥時と湿潤時の晴天日における熱収支と地温の日変化[*]7月上旬に、湿潤時にはRnの80%が1Eに、10%がHに配分されたが、乾燥時にはRnの50%が1Eに、40%がHに配分された。また、乾燥時には地表下1cmの地温だけが、40度C近くに上昇し、それ以下の土層はあまり上昇せず、乾燥した表土層が断熱材として機能した。 |
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