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発表 幌加内町における農地利用状況の変化とその要因

作成年度 1996年度
論文名 幌加内町における農地利用状況の変化とその要因
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本土壌肥料学会東京大会
誌名(No./号数)
発表年月日 1996/04/03 ~ 1996/04/05
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室大矢 朋子(OYA Tomoko)
土壌保全研究室石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo)
抄録
中山間地域に属し離農が進行している幌加内町の南部地域では、約20年間で、農地の大部分を占めていた水稲の作付けが減少し、ソバと牧草が増加した。水田が残っている地域は大規模な農業基盤整備がなされており、その土壌は低地土であった。反対に、台地土に分布した水田はほとんどがソバ畑や牧草地に転換されていた。低地土の水田で転換されたものは、農家数の減少が特に著しい集落に属していた。また集落から遠い町端の水田も転換された。この期間に耕作放棄地はほとんど生じなかったが、これは離農跡地が他の農家の規模拡大に利用されたためと考えられた。このように農地利用状況の変化は、自然立地条件(土壌や地理的条件など)を背景にして、社会的な要因(減反政策や農業基盤整備)により引き起こされており、農業基盤整備や栽培規模拡大が農地の有効利用に結びつく可能性がある。
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