作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | 黄鉄鉱を含む砂岩の風化促進試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本応用地質学会北海道支部研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1996/05/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質研究室 | 疋田 貞良(HIKITA Sadayoshi) |
地質研究室 | 鈴木 哲也(SUZUKI Tetsuya) |
抄録 |
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土壌の分野では、強酸性を示す土の存在がよく知られており、それらは酸性硫酸塩土壌と呼ばれている。海成の堆積岩および熱水変質を被った岩石にも、風化に伴いこれと同様の性状を示す岩石がある。これらの土や岩石は、多くの場合黄鉄鉱の酸化により発生する硫酸によって強酸性を呈する。しかし岩石中には酸を中和する働きをする鉱物が含まれている場合があり、硫酸の発生とほぼ同時に中和反応も進行する場合が多いと考えられる。従って、黄鉄鉱を含む岩石の化学的風化の影響を検討するにあたっては、酸性水の発生のみでなく黄鉄鉱の消失および上述の中和反応に伴う岩石の物理性・力学性の変化も考慮する必要がある。[*]本文では、黄鉄鉱を含む砂岩の風化促進試験ほか各種試験結果をもとに、黄鉄鉱を含む岩石に対する化学的風化の影響を評価する手法を紹介する。 |
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