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発表 三層緩衝構造を用いた実規模門型PC覆工の弾性衝撃実験

作成年度 1996年度
論文名 三層緩衝構造を用いた実規模門型PC覆工の弾性衝撃実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 土木学会年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 1996/09/17 ~ 1996/09/19
所属研究室/機関名 著者名(英名)
室蘭工業大学岸 徳光(KISHI Norimitsu)
構造研究室佐藤 昌志(SATOH Masashi)
オリエンタル建設㈱高澤 昌憲(TAKASE Masanori)
抄録
落石覆工の一つであるPC落石覆工は、主要部材を工場生産できることから施工の簡素化により部材施工が可能なことから、将来に向けて発展が望まれる構造形式であるものと考えられる。PC落石覆工部材の工場生産およびその省力化施工をより一層推進するためには、緩衝性能や荷重分散性に優れた緩衝構造の開発や多次不静定を有する構造形式の採用によって、部材断面を小型化し、かつ大きな安全余裕度を有する構造形式にしなければならない。[*]このような観点より、本論文では実規模PC覆工模型を製作し、PC覆工に構造形式を外的三次不静定構造である門型構造とし、緩衝材として高緩衝性能、荷重分散性を有する三層構造を採用した場合における重錘落下衝撃実験を行い、弾性範囲内におけるPC覆工の耐衝撃挙動について検討を行った。[*]本実験で得られた結果をまとめると、PC覆工の構造形式に門型形式を採用することにより、荷重載荷点部の曲げモーメントを大きく低減できることに加え、本三層緩衝構造の高緩衝性能が発揮され、PC覆工の小型化やPC覆工のじん性をより構造させることが可能になるものと考えられる。また、桁一壁の接合部の拘束が果的に作用することにより、塑性ヒンジを期待することが可能となり、安全余裕度も向上するものと判断される。
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