国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 ミリ波を活用した冬期道路の安全走行支援システムの開発

作成年度 1996年度
論文名 ミリ波を活用した冬期道路の安全走行支援システムの開発
論文名(和訳)
論文副題 インテリジェント・デリニェータ・システムのフィールド試験結果
発表会 土木計画学研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1996/11/02 ~ 1996/11/04
所属研究室/機関名 著者名(英名)
明星電気㈱石丸 元(ISHIMARU Hajime)
防災雪氷研究室加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
道路部長石本 敬志(ISHIMOTO Keishi)
防災雪氷研究室福澤 義文(FUKUZAWA Yoshifumi)
抄録
自発光デリニェータにポール型視程計、停止車両検知用レーダを組み込み、吹雪などの視程障害時には状況に応じた発光を自動的に行ってドライバーに注意を促すとともに、事故や運転困難で停止した車両が出た場合にはこれを自動的に検知して後続車に警報を発するインテリジェント・デリニェータ・システムを開発した。このシステムの開発は1993年に開始され、93/94冬期にはポール型視程計のフィールド試験を、また94/95と95/96の冬期には、ミリ波を用いた停止車両検知用レーダのフィールド試験を行った。[*]試験の結果、ポール型視程計は十分な視程測定精度と高い動作安定性を有することが明らかになった。また停止車両検知用レーダについては、95/96冬期の試験では、軽乗用車、小型車、RV車、バスの4車種とも、視程約20mの激しい吹雪の中でも約100m離れた地点から検知することができた。これらの試験の結果から、停止車両検知用レーダとトータルとしてのこのシステムは、今後の実用化に向けて開発が十分可能であることを確認した。
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