作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | 農地の造成・整備と土壌保全 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1997/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
抄録 |
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農地の造成と土層改良を主体とした農地整備における土壌保全上の課題を述べた。[*]1)近年、増加した改良山成工造成では、粗粒質土を除き、表土扱いされた土層が圧縮を受け、水はけに寄与する粗孔隙と水持ちに寄与する易有効水分孔隙は共に減少した。適度な土壌水分では前者は容易に回復したが、後者の回復には年月を要した。[*]2)暗渠排水の機能不良はア)埋戻し部の透水不良、イ)暗渠管内の堆泥およびウ)渠間部からの水みち不足によるものである。ア)の対策には耐久性を有し、粗間隔を有する資材による埋戻しが考えられた。イ)の堆泥対策には鉄の溶解・沈殿の防止や粘土分の凝集性の改善が考えられた。また、3)の対策として、粗間隔を有する資材を用いた有材心土破砕の併用が有効と考えられた。近年、暗渠排水や有材心土破砕の資材として貝殻が用いられるが、その耐久性の検討が必要である。[*]3)細粒土での客土に伴い、土層の水はけが変化することがあ1)、それらを考慮した対策が場合によっては必要である。また、泥炭地での客土では、収縮だけでなく、分解も含めた沈下に留意する必要がある。 |
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