国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 道路維持管理支援システムの開発(第1報)

作成年度 1996年度
論文名 道路維持管理支援システムの開発(第1報)
論文名(和訳)
論文副題 GPSとGISを統合したプロトタイプシステムの現地試験結果
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1997/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
維持管理研究室豊田 義明(TOYOTA Yoshiaki)
維持管理研究室高橋 守人(TAKAHASHI Morito)
パシフィックコンサルタント株式会社大池 浩司(OOIKE Kouji)
抄録
近年、道路利用者のニーズの多様化に対応した安全で快適な道路サービスの提供が求められている。毎日実施されている道路巡回で得られる情報は、道路の現況を把握するのに重要な情報源となる。また、コンピュータ技術の著しい進歩に伴い、ノートパソコン、デジタルカメラ、GPS、移動体情報通信機器等の携帯可能な情報機器が実用化され現場でも利用可能となり、GISはデジタルの地図情報と既存のデータベースのリンクができる。[*]そこで平成8年から各種情報処理技術を組み合わせて道路巡回業務を支援する道路維持管理支援システムの開発を始めた。巡回業務分析や個別の情報技術の検証、ユーザーインターフェイスの設計等を行い、支援システムのプロトタイプを作成し現地確認実験をこれまでに数回実施した。[*]本報文は、道路維持管理支援システムの開発状況と現地確認実験について報告する。操作性を改良したシステムを使って、現地から情報(現地状況や位置)を事務所(基地局)に送信し、事務所では、GISを活用したパソコンの地図上に情報を表示できることを確認したが、単独測位ではGPSの位置情報の誤差が大きく精度の向上が必要といった課題が残った。
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