作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | 低温状況下で打設したマスコンクリートのひびわれに関する一実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会北海道支部年次技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1997/02/06 ~ 1997/02/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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構造研究室 | 佐藤 昌志(SATOH Masashi) |
構造研究室 | 中井 健司(NAKAI Kenji) |
構造研究室 | 島田 武(SHIMADA Takeshi) |
構造研究室 | 小林 将(KOBAYASHI Masaru) |
抄録 |
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近年、土木構造物の大型化にともない、セメントの水和発熱による温度ひび割れの発生がしばしば問題となり、その制御対策から低発熱型セメントの使用などが有効と考えられている。反面、特に北海道のような積雪寒冷地における不期施工を考えた場合、低発熱セメントでは強度発現がさらに遅れることになる。そのため、所定の材齢で強度を確保することが難しくなるばかりでなく、温度ひび割れの発生の可能性が高まることも考えられる。[*]本報告では、低温環境下で施工されるマスコンクリートについて、低発熱型高炉セメントを使用した場合の温度ひび割れ抑制効果について、実大規模モデル実験を通じて検討している。また、型枠材に発泡スチロールを用いた場合の保温効果についても実験を通して検証している。[*]実大規模モデル実験を行うことによって、発泡スチロール等の断熱材で部材表面を十分な保温すれば、部材内外の温度差に起因する内部拘束応力、ならびに部材全体の温度降下に起因する外部拘束応力を効果的に低減できることが実証された。また、強度発現速度の小さい低発熱型セメントを使用した場合も、養生温度を確保することで強度発現を確保することができた。 |
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