作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | 水田パイプラインの流量変動について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 受益面積の大きな支線水路での調査例 |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1997/02/19 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
旭川開発建設部 | 九本 康嗣(KUMOTO Yasushi) |
旭川開発建設部 | 沢口 芳範(SAWAGUCHI Yoshinori) |
抄録 |
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筆者らは、平成6年度から剣和幹線用水路の支線パイプラインで、流量調査を継続している。平成8年度には、約300haの受益を持つ比較的大規模な支線パイプラインでの流量調査を行った。潅漑期間は、日取水量や1日の流量変動のパターンのちがいによって3期間に区分できた。「代かき・移植期」には、昼間を中心にして大量の用水が取水されるものの、昼夜の流量の差は小さかった。また、「生育前期」には早朝から取水が始まり、午前中に大きな水需要が生じており、こ期間の日最大流量は「代かき・移植期」での日最大流量よりも大きかった。さらに、「生育後期」は、降水量が多かったこともあって、取水量がきわめて小さかった。「生育前期」の流量変動に対応するための必要調整池容量は、安全率90%に対して普通期用水量の約3時間分、安全率80%に対して約2時間分に相当するものであった。過去2ヵ年の調査結果と併せると、支線水路の受益面積が大きいほど必要調整池容量が小さい傾向がみられた。 |
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