作成年度 | 1997年度 |
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論文名 | 大規模畑地帯の蒸発散と水供給管理 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 水資源に関するシンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1997/08/04 ~ 1997/08/05 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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農業土木研究室 | 大野 隆(OHNO Takashi) |
土壌保全研究室 | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
農業土木研究室 | 秀島 好昭(HIDESHIMA Yoshiaki) |
農業土木研究室 | 矢野 真人(YANO Makoto) |
抄録 |
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日本の最北に位置する北海道では、土地条件をいかし大規模な畑作や酪農が営まれている。北海道の日本海側の気候区を除いたその他の地域は、年間の降水量が少ないことが特徴的である。この特徴は降雨~流出系にも反映し、小雨が流出に寄与する割合は小さく、流域(農地)からの蒸発散量が相対的に大きい。すなわち、流域(農地)の蒸発散を精度よく観測することが水収支を検討する上で重要であり、また、精度が高く実用的な蒸発散の推定方法の確立が効率的な水資源活用につながる。[*]著者らは、畑地灌漑に利用する水資源の効率的活用を目標に、大規模な畑地の蒸発散量をモニタリングする技術を開発した。さらに、一般に得られる気象要素と植生の状況から蒸発散の日量を予測する手法をも開発した。このことから、一週間先までの蒸発散予測が可能となり、情報予測に基づく灌漑が地域で実施されている。[*]この野外観測と研究から得られた異なる植生に普遍する蒸発散量の経験式は、流域の農地(土地利用)から蒸発散量の推算にも活用できる。 |
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