国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 流域内の魚類の生息状況

作成年度 1997年度
論文名 流域内の魚類の生息状況
論文名(和訳)
論文副題 後志利別川を例として
発表会 土木学会第52回年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 1997/09/10 ~ 1997/09/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
流域生態研究所妹尾 優二(SENOO Yuuji)
環境研究室齋藤 大作(SAITO Daisaku)
抄録
本研究では後志利別川を例とし、魚類生息特性と流域の環境特性との関係を把握するために流域数ヵ所に調査地点を設け、各地点において魚類が生息可能な環境として河川形態や流況等の河川の物理的特性の調査を行った。この結果より、今後の環境に配慮した河川づくり及び調査に参考となりうることについてまとめた。[*]従来の河川生物に関する調査の多くは河川内の任意地点での生息種の確認であり、生物の生息環境に関する調査は行われていない。そこで、魚類の生息環境を詳細に把握するために流域内に500m程度の調査区間3つを設け魚類の生息環境調査を行った。調査時期は各区間について夏・秋・冬の昼間と夜間である。また、秋にはアユ及びサクラマスの産卵床調査を行った。調査は各区間について投網・たも網を用いて魚類を捕獲し、重量、体長を測定し、魚類の生息が確認された場所については流速、水深、河床材料、河岸植生、流況及び周辺状況との関係(瀬及び淵の状態等)等の環境条件を記録した。これにより、魚類の生息分布の概要と産卵、採餌等の生息環境の条件が把握できた。
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