作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 低水路河岸の平面形状に誘発された蛇行発達 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第721号 |
発表年月日 | 2013/06/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地河川チーム | 永多 朋紀(NAGATA Tomonori) |
北見工業大学社会環境工学科教授 | 渡邊 康玄(WATANABE Yasuharu) |
新潟大学災害・復興科学研究所准教授 | 安田 浩保(YASUDA Hiroyasu) |
寒地河川チーム | 伊藤 丹(ITO Akashi) |
北海道開発局帯広開発建設部帯広河川事務所 計画課流域計画官 | 桑村 貴志(KUWAMURA Takashi) |
抄録 |
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2011年9月、台風や前線の停滞に伴う記録的な豪雨により、北海道東部の音更川では既往最大規模の流量が観測され、河道内の各所で大規模な河岸浸食が発生した。特にその中流域では、堤防の一部区間が完全に流出するほどの大きな被害を受けた。事後調査から、堤防流出の直接的な原因は蛇行流路の発達に伴う側岸侵食であると推察されたが、その発達機構及び支配的要因は未だ明らかではなく、防災上の喫緊の課題である。蛇行流路の発達に関する既往の研究では、清水らによる研究が挙げられる。この研究では、河岸侵食を河床変動に連動させた斜面崩落モデルを用いて蛇行流路の発達プロセスを良好に再現している。本研究では上記モデルを援用し、被災時の蛇行発達機構及びその支配的要因の解明を試みた。解析結果は、出水後に現れた蛇行波形の特性を良く再現するものであった。このことから、当該出水における蛇行の発達は、低水路河岸の湾曲形状によってもたらされた固定砂州がトリガーとなり、洪水時、蛇行した流れが長時間に亘って維持され、それが徐々に河岸侵食を伴いながら下流側へと伝播する過程で生じたものであると推察された。 |
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