国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 乳牛スラリーの表面施用が土壌の微生物特性に及ぼす影響

作成年度 1997年度
論文名 乳牛スラリーの表面施用が土壌の微生物特性に及ぼす影響
論文名(和訳) Effect of Surface Application of Cow Slury on Soil Microbiological Properties
論文副題
発表会 環境と調和した家畜糞尿の処理に関する国際ワークショップ
誌名(No./号数)
発表年月日 1997/11/25 ~ 1997/11/29
所属研究室/機関名 著者名(英名)
酪農学園大学松中 照夫(MATSUNAKA Teruo)
酪農学園大学石井 岳浩(ISHII Takehiro)
土壌保全研究室大矢 朋子(OYA Tomoko)
土壌保全研究室石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo)
抄録
スラリーの表面施用が土壌微生物特性の垂直分布に及ぼす影響を明らかにするため、3種類の土壌を充?したカラムに乳牛スラリーを施用し、温室内で栽培試験を行った。微生物特性の中で、スラリー施用の影響を最も顕著に受けたものは、土壌微生物活性を評価する手法として提案されているα-グルコシダーゼ活性で、全土壌において施用区の1層目で高い値を示し、経時的にも増加傾向があった。牧草の地上部乾物量と1層目のα-グルコシダーゼ活性との間には、正の相関があった。施用区の炭酸ガス発生量は、1層目が2層目以下より多かった。バイオマス窒素量にはスラリー施用による明確な影響が認められなかった。これらの結果から、スラリーの表面施用は収量を増加させ、表層における微生物活性とその基質となる易分解性有機物量を高めたが、その影響は表層に限られ、下層には及んでいないと考えられた。
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