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発表 冬期道路とヒューマン・ファクターに関する研究

作成年度 1997年度
論文名 冬期道路とヒューマン・ファクターに関する研究
論文名(和訳)
論文副題 石狩吹雪実験場における実車走行実験
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1998/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災雪氷研究室加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
防災雪氷研究室福澤 義文(FUKUZAWA Yoshifumi)
防災雪氷研究室金子 学(KANEKO Manabu)
抄録
北海道の冬期道路では、降雪や吹雪に伴う視程障害による交通事故が発生しているが、こうした事故は後続車からの発見が遅れやすく、多重衝突事故に発展する事例も少なくなく、長時間にわたり交通障害を生じさせることから、社会生活に与える影響が非常に大きい。このため、従来、防雪施設の整備が行われてきたが、さらに有効性の高い施設の開発が望まれている。また、視程障害時の交通事故の発生要因については明らかではなく、滑りやすい路面条件の下での運転特性の把握も、事故の防止対策の検討にあたって非常に重要と考えられる。[*]こうしたことから、雪道を運転する運転者の基礎的運転特性を把握するため、被験者による運転実験を行った。その結果、比較的運転を苦手とする人の場合、制動停止時の反応時間が長く、適切なブレーキ操作が難しいことや、雪氷路面上では安全に停止することが難しいこと、追従走行では制動停止距離から見て短い車間距離で運転する人が多いこと、障害物回避時には、比較的運転を苦手とする人の減速が大きく、急なハンドル操作を行っていること等がわかった。
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