国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 損失機構を導入した総合化貯留関数モデル

作成年度 1997年度
論文名 損失機構を導入した総合化貯留関数モデル
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1998/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北海道工業大学橋本 識秀(HASHIMOTO Norihide)
河川研究室馬場 仁志(BABA Hitoshi)
(財)北海道河川防災研究センター星 清(HOSHI Kiyoshi)
抄録
貯留関数法は降雨流出現象の非線形性を簡単な構造式で表現でき、比較的計算が簡便なことから、とくに洪水流出解析に多用されてきている。しかしながら、貯留関数法を実際の流出解析に適用する際には、事前に有効雨量の算定を行う必要がある。一般的には、直接流出量と基底流出量の分離後の操作、たとえば、流出率の算定などにより、有効雨量が計算される。[*]本研究では、貯留量と流量の関係の二価性と非線形性を考慮し、損失機構を組み入れた貯留関数モデルを作成した。この手法においては、入力系に実績雨量を直接用いるため、有効雨量の推定を必要としない。また、総流出高をそのまま用いるため、直接流出高の分離作業を必要としない。損失項には、蒸発散・浸透・森林内の葉面貯留などが含まれる。このモデルを北海道内の石狩川を中心とした既往洪水データに適用し、最適モデル定数を用いて総合貯留関数法の構築を試みた。パラメータの最適化手法は、理論的に導出される感度係数と成分回帰分析法を併用したニュートン法によった。さらに、地被状態をパラメタライズした項を導入して、損失を規定する流域特性を単純化したモデルを作成した。[*]損失機構を考慮した貯留関数モデルにおいては、全雨量が貯留量と損失量に配分されるので、有効雨量と分離された直接流出高を用いたモデルに比べてリアルタイムの流出解析に適している。また従来から、直接流出量の算出、すなわち基底流出量の分離手法の違いによって、解析結果が大きく異なることも多かったが、本提案モデルでは、パラメータをより客観的に評価できるようになった。
本文閲覧ご希望の方は、直接、当該学会等にお問い合わせください。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.