国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 越波監視システムを利用した道路管理手法について

作成年度 1997年度
論文名 越波監視システムを利用した道路管理手法について
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1998/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
維持管理研究室安倍 隆二(ABE Ryuji)
抄録
北海道開発局で管理する国道の中には波浪による通行規制箇所があり、海岸沿いの道路における越波が道路管理者にとって切実な問題となっている。越波そのものによる影響のほかに、越波により石、砂などが国道に運ばれ、道路利用者の安全走行上支障をきたしているのが現状である。越波の対策としては消波ブロック、防護壁、離岸提の設置、道路施工基面の嵩上げ及びルートの変更等が考えられるが、景観上の問題や道路沿線住民の漁場確保の問題などがあり、やむを得ず越波対策が出来ない箇所や消波ブロック等が設置されていても越波が発生する箇所については道路パトロール等による監視が行われているのが現状である。現道を供用しながら越波を自動的に検知し、未然に越波による事故を防ぐ越波対策として、開発土木研究所では一般電話回線を用い、画像処理によるセンサーを使用することで、越波が発生すると自動的に現況の静止画像が道路管理事務所に伝送されるシステムを開発した。本報告は越波監視システムおよび画像データと海象・気象データから得られた越波の特徴や予測手法の検討結果について紹介する。
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