作成年度 | 1997年度 |
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論文名 | 自動車緩衝ドラムの緩衝特性に関する一実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会北海道支部年次技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1998/02/07 ~ 1998/02/08 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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㈱長大 | 高畑 智孝(TAKAHATA Tonotaka) |
構造研究室 | 佐藤 昌志(SATO Masashi) |
構造研究室 | 小林 将(KOBAYASHI Masaru) |
㈱土木技術コンサルタント | 三好 章仁(MIYOSHI Shouji) |
抄録 |
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日本の道路において、山間部のガードレール、トンネルの出入り口、さらには橋梁のガードレール末端等に不測の交通事故から人命を極力救うため緩衝材を設置している。しかしながら、車がトンネル出入口等に衝突した場合、車のスピードにもよるが死に至るまでのケースも少なくない。これは、前述したとおり、車のスピードもさることながら、設置している緩衝材の緩衝特性についても十分に注意を払う必要がある。[*]以上のことから、著者らは既存の緩衝材を検証するとともに、種々の緩衝材を考案し、自動車衝突時の加速度データを中心に実験を行った。その結果、1)衝突時の加速度波形より、最大化速度を抑える加速度増加率は各緩衝材による違いは小さく、その後の加速度減少率において、各緩衝材による値の差が生じる。実験結果より、EPS+ウレタン2mmとEPS+アラミド全巻が特に加速度減少率が小さく緩衝能力が高いことがわかった。2)実験結果より、緩衝材の緩衝効果は衝突時の最大加速度・最大速度の大きさによるものではなく、衝突時の時間の長さ、加速度・速度の変化率、とくに最大値から減少方向の変化率がその効果に影響しているものと考えられる。 |
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