作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | FRPを用いた道路橋歩道拡幅構造の耐荷性能について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第724号 |
発表年月日 | 2013/09/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地構造チーム | 角間 恒(KAKUMA Ko) |
寒地構造チーム | 岡田 慎哉(OKADA Shinya) |
寒地構造チーム | 表 真也(OMOTE Shinya) |
大阪工業大学八幡工学実験場構造実験センター客員教授 | 松井 繁之(MATSUI Shigeyuki) |
抄録 |
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積雪寒冷地の道路橋では、冬期間の積雪により幅員が狭小となることに起因した歩行安全性の低下 が道路管理上の問題となっており、歩道の無い、あるいは歩道幅員が狭小な橋梁を中心に、歩行者の 安全対策が求められている。床版の拡幅や歩道添架による必要幅員の確保は、こうした問題を解消す る方策の一つであるが、鋼製歩道を使用した従来工法においては、上部工重量の増加により下部工補 強等の追加施工が必要となることがある。そこで本研究では、従来工法に対して拡幅部の軽量化およ び高耐食化が期待できるFRP を用いた既設RC 床版の歩道拡幅構造を考案し、実物大の床版供試体 を使用した静的載荷実験と数値解析により、高欄への寄り掛かり荷重および張出部への群集荷重に対 する耐荷性能の評価と設計手法の検討を行った。実験結果から、寄り掛かり荷重と群集荷重に対して、 それぞれ設計値の2.4倍、5倍の耐力が得られ、考案する構造が十分な耐力を有していることを確認 した。また、数値解析により破壊に至るまでの挙動を概ね再現でき、耐力設計が可能であることを示 した。 |
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