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発表 冬期道路の安全走行支援システムに関する研究(第2報)

作成年度 1997年度
論文名 冬期道路の安全走行支援システムに関する研究(第2報)
論文名(和訳)
論文副題 画像処理によるインテリジェントITVカメラの開発について
発表会 土木学会北海道支部年次技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1998/02/07 ~ 1998/02/08
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災雪氷研究室加治屋安彦(KAJIYA Yasuhiko)
道路部長石本 敬志(ISHIMOTO Keishi)
防災雪氷研究室千葉 隆広(CHIBA Takahiro)
抄録
現在、道路監視用(ITV)カメラは道路管理に幅広く用いられている。そのITVカメラを目視だけではなく、得られる映像を用いて計測用として活用できれば、利用価値が高まるはずである。その活用法の一部として、かねてから筆者らはビデオ画像の輝度分布に着目し、画像処理を用いることにより、ITVカメラから視程を計測する手法を開発してきた。従来の光学式視程計が点における視程計測であるのに対し、この手法ではビデオ画像を面的に分析し視程値を計測するため、より人間の目視に近い視程の実態を把握することができる利点である。しかし、本手法の有効範囲は視程障害のうちの吹雪の場合に限定されており、霧の場合には適用できない問題があった。[*]そこで、この問題をクリアするため今回はビデオ画像のエッジに着目した。画像処理技術の輪郭抽出手法(エッジ・フィルター)を活用し、輪郭画素総数から視程値を計測する手法の検証を行った。その結果、10分平均視程値の対数と10分平均輪郭画素総数との相関係数が0.93であり、画像の輪郭画素総数を算出することで、視程値を推定することが可能であることが明らかになった(霧の場合)。
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