作成年度 | 1997年度 |
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論文名 | 魚類生息環境の水理特性に関する現地観測 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1998/02/17 ~ 1998/02/19 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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河川研究室 | 巌倉 啓子(IWAKURA Keiko) |
河川研究室 | 馬場 仁志(BABA Hitoshi) |
抄録 |
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魚類の生息環境と対応した流れの多様性の創出方法及び評価手段を見出すための基礎資料を得ることを目的として、豊平川のAGS施工区間において創出された水埋環境(三次元流速、動水圧)と魚類の生息状況を調査した。その結果、約8m×5mという範囲の中でも、流心部やエディ、ワンド状の水域や木工沈床の空隙など様々な流れにおいて、多様な魚類がそれぞれ生活場所として適した空間を選択して生息していることが確認された。また流心部は河床の微妙な凹凸により底層に採餌に適した環境が創出されていることが伺われた。[*]流速・流向の微細な変動、さらには動水圧の発生とそのパワースペクトルを計測した結果からは、河床の地形によって空間的に多様な流れが分布していること、および魚類の生息空間との間で密接な関連を有していることが把握できた。今後はより長期的・広範囲な調査を行い、魚類の感覚および空間選択の嗜好に対する動水圧やスペタトル型の具体的な意味について調査検討を行う必要がある。 |
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