作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 公共草地の荒廃現況の類型化 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本土壌肥料学会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1998/04/02 ~ 1998/04/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
土壌保全研究室 | 石田 哲也(ISHIDA Tetsuya) |
土壌保全研究室 | 高宮 信章(TAKAMIYA Nobuaki) |
抄録 |
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造成後の経過年数の長い公共草地では荒廃が進行し、放牧管理上の支障をきたしている所もある。今後の改善対策に資するため、荒廃現況を要因別に類型化した。1 泥炭土よりなる草地では、小明渠間の幅約:100mの各圃場で、中央部が辺縁部よりも標高が低く、凹地形が形成された。このため、湿地植物化している区域があった。また、暗渠直上部でも湛水している所では、暗渠の埋戻しの泥炭の透水係数が低く、埋戻し部が水みちとして機能いなかった。これらはともに、圃場の排水不良を生じていた。2 火山性土の放牧地では、裸地の牛道部が生成されるとともに、それに伴って生じた凸部は雑草化し、共に放牧地の牧養力の低下を招いていた。牛道部の土壌は圧縮されているため、降雨時には水路となり、土壌侵食を生ずるものと考えられた。3 積雪深が浅く土壌凍結を生じる草地では、牧草のの劣化が生じ、これは土壌の膨軟化とともに、牧草の断根によるものと推定された。一方、雪が吹き溜まり所などの多雪区域では、その下部で、植生のミズゴケ化が生じていた。これは融雪水などによる多水分と貧栄養化によるものと考えられた。 |
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