作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 鵡川河口海域における河川からの供給物質について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 水文・水資源学会研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1998/08/02 ~ 1998/08/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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環境研究室 | 新目 竜一(SHINME Ryuichi) |
河川研究室 | 船木 淳悟(FUNAKI Jungo) |
環境研究室 | 齋藤 大作(SAITO Daisaku) |
抄録 |
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河川から海域への供給物質は土砂だけでなく、リンや窒素等の水質成分がある。特に、出水時には大量の濁水が海域へ供給される。これらの濁水は海域の環境に少なからず影響を与えており、例えば、魚介類の生息に影響を与え、漁獲量が減少する可能性も考えられる。[*]本論文は、河川から海域への物質の移動量および堆積特性を把握するための第一歩として、河口周辺海域での堆積物の調査を行った結果を示すものである。[*]1997年における観測結果についてまとめると以下のようになる。[*]・河川から海域への水以外の供給物質量は夏期出水時で概ね32万tであり、このうちの半分程度が沈降していたと思われる。[*]・海域での沈降物質は融雪期と夏期出水期では傾向が異なり、融雪出水ではT-N、T-Pの割合が多かった。[*]本論文は、河川流域から海域への供給物質の特性を把握するための第一歩として、現地観測を行った結果を示したものであるが、海域での流れや塩水と淡水の混合現象等の物理的複雑さに加えプランクトン等の生物的な影響についても不明な点が多く、さらに詳細な検討が必要である。 |
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