作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 寒冷環境下におけるコンクリートの塩化物イオン浸透予測技術に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第727号 |
発表年月日 | 2013/12/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
技術開発調整監(前 耐寒材料チーム) | 田口 史雄(TAGUCHI Fumio) |
耐寒材料チーム | 田畑 浩太郎(TABATA Kohtaroh) |
抄録 |
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厳しい財政事情下での効率的な社会基盤施設の整備、維持管理が求められている。このため、コン クリート構造物の寿命に影響を及ぼす耐久性等の性能を適切に評価するための技術の開発が急務とな っている。例えば、現在の塩害に対するコンクリートの耐久性の照査では、一般的にコンクリート表 面の塩化物イオン量と塩化物イオン拡散係数を常時一定として簡便化を図った塩化物イオンの浸透予 測が行われている。しかし、寒冷地では凍害によるスケーリングとひび割れの発生および塩化物イオ ンの浸透が同時に起こることが多く、塩化物イオンの浸透性に及ぼす凍害の影響が適切に考慮された 劣化予測技術が求められる。そこで、凍害によるスケーリングとひび割れの影響を考慮した塩化物イ オンの浸透予測について基礎的な検討を行った。その結果、寒冷環境下における塩化物イオンの浸透 予測としてFick の拡散方程式の差分解を用いた手法が有効であることがわかった。また、これまで 得られた知見の範囲において、凍害を考慮した塩害に対するコンクリートの耐久性の照査の基本的な 考え方を整理した。 |
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