作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 吹雪時における多重衝突事故の発生要因とその対策について(第2報) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成10年1月7日における事故事例解析から |
発表会 | 第14回寒地技術シンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1998/12/02 ~ 1998/12/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災雪氷研究室 | 福澤 義文(FUKUZAWA Yoshifumi) |
防災雪氷研究室 | 金子 学(KANEKO Manabu) |
(財)日本気象協会北海道本部 | 丹治 和博(TANJI Kazuhiro) |
(社)北海道開発技術センター | 金田 安弘(KANEDA Yasuhiro) |
防災雪氷研究室 | 加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko) |
抄録 |
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積雪寒冷地である北海道では、吹雪や地吹雪による視程不良を原因として多重衝突事故がしばしば発生しており、その防止対策が急務の課題となっている。[*]平成10年1月7日には吹雪を背景として、札幌圏を中心に8件の多重衝突事故が発生したこのとき実際に発生した事故事例について、気象と交通の観点から多重事故発生要因について分析した。[*]一般国道275号角山観測所で得られた結果によると吹雪時の多重衝突事故の危険性の高まる条件として[*]気象状況:①強風と強い降雪が伴う吹雪、②強い視程障害の発生[*]交通状況:①1車線あたりの10分間交通量が40台以上になると走行車にしめ車群の形成割合が急激に高くなり70%を超える、②10分間交通量が70台以下では、視程200m以下でも車群先頭車の低速走行がみられ車両による速度差が大きい、③10分交通量80台以下の交通量で車群の低下がみられる、④これらのことから10分間交通量40~70台程度が危険性の高い交通量と考えられる。などが明らかとなった。 |
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