国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 インテリジェントITVカメラの開発について

作成年度 1998年度
論文名 インテリジェントITVカメラの開発について
論文名(和訳)
論文副題 コンピュータ・ネットワーク対応型道路監視カメラ
発表会 第14回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 1998/12/02 ~ 1998/12/04
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災雪氷研究室千葉 隆広(CHIBA Takahiro)
防災雪氷研究室加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
防災雪氷研究室松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
抄録
現在、主に道路監視用に用いられているITVカメラは、目視による単純な道路監視に使われているものが大半で、画像を処理して障害事象を自動検出するといった計測機能は通常有していない。また、非常に大容量な通信回線を要するなど使用できる環境が限定されている。このような背景から、防災雪氷研究室では公募型共同研究として民間4社と、ITVカメラに画像処理機能を付加しマルチセンサー化を図り、更にインターネット技術に対応した「インテリジェントITVカメラ」の開発を行った。[*]その結果、視程値が500m程度の小規模な降雪状況では、停止車両検出の画像処理にほとんど影響を及ぼさないことが明らかになった。また、未検知の要因のほとんどがコントラスト不足であり、特に逆光の影響を受けやすい時間帯に、未検知が起きやすいことが分かった。更に、供用道路における路側通信サーバの試験運用により、突発事象のエマージェンシー・メッセージを当研究所LAN上のパソコン端末や、モバイル系の情報端末などからリアルタイムに自動受信できることを確認できた。
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