作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 冬期道路とヒューマン・ファクター |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 道路利用者アンケートと実車走行実験からの知見 |
発表会 | 第14回寒地技術シンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1998/12/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災雪氷研究室 | 福澤 義文(FUKUZAWA Yoshifumi) |
(財)日本気象協会北海道本部 | 丹治 和博(TANJI Kazuhiro) |
防災雪氷研究室 | 金子 学(KANEKO Manabu) |
(財)日本気象協会北海道本部 | 金田 安弘(KANEDA Yasuhiro) |
防災雪氷研究室 | 加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko) |
抄録 |
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北海道の冬期交通は、滑りやすい雪氷路面や、吹雪・雪煙による視程障害のため、非常に厳しい環境下にあり、従来から各種の対策が行なわれてきたが未だ十分とはいえず、効果的な対策手法の開発が急務となっている。こうした開発にあたっては、運転者のニーズや運転特性を把握することが重要であることから、道路利用者アンケートと実車走行実験を行なった。[*]道路利用者アンケートの結果、冬期道路では「ヒヤリ体験」が日常的に生じており、高齢者ほど冬道運転を避ける傾向が強いことなどがわかった。今後の高齢化社会における冬期モビリティの縮小を防ぐため、視程障害や路面の状況などを予め運転者に知らせ、安心して運転できる環境を整備することが重要と考えられた。[*]実車走行実験では、多くの運転者が制動停止距離と比べて短い車間距離で運転する傾向にあり、アンケート結果からも視程障害時には前走車のテールランプを目標に走行する実態が明らかになったため、有効な視線誘導施設の開発が重要と考えられた。また、障害物回避時には比較的運転を不得意とする人の運転上の個人差が非常に大きいことがわかった。円滑に車両を誘導する施設の開発が望まれる。 |
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