作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 傾斜堤背後小段に形成された藻場における流速とウニの摂餌の関係について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木研究室 | 永田 慎一郎(NAGATA Shinichiro) |
水産土木研究室 | 坪田 幸雄(TSUBOTA Yukio) |
水産土木研究室 | 竹田 義則(TAKEDA Yoshinori) |
抄録 |
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自然環境と調和する機能を付加した沿岸構造物の一つに、傾斜堤背後小段がある。この傾斜堤は、防波などの本来の機能に加え、藻場創出に適した緩傾斜や水平部を取り入れた構造形式であり、施工後も海藻の着生・生育が概ね良好であることが確認されている。しかし、海域によっては小段上に形成した藻場が、ウニの摂餌により消失する事例が確認された。ウニの摂餌行動は、流速25cm/s以上の流況環境下になると減少する知見がある。そこで、各地で建設された背後小段上の流況環境を明らかにするため、流速計による観測を実施した。その結果、ウニの摂餌により藻場が消失した江良漁港の背後小段では、コンブが成長する時期(春季から夏季)は、25cm/s以上の流速の出現頻度が、20%以下まで少なくなることが確認された。 |
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