国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 運土等に伴う土壌圧縮とその対策

作成年度 1998年度
論文名 運土等に伴う土壌圧縮とその対策
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1999/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
土壌保全研究室石渡 哲夫(ISHIWATA Testuo)
帯広開発建設部高橋 雅一(TAKAHASHI Masakazu)
土壌保全研究室石田 哲也(ISHIDA Tetuya)
抄録
土地改良土木工事の表土扱いや掘削埋戻し等の運土作業で、耕地土壌が練返しや圧縮を受け、排水不良となる場合があり、対策として暗渠排水を施工しているが、通常の暗渠排水では充分な効果を発揮しないケースが多い。そこで、土壌圧縮の程度を調査するとともに、疎水材(バーク資材)を地表面まで充墳した(疎水材型)暗渠排水や有材心土破砕を工事現場に試験施工し、その効果を暗渠排水量・土壌水分張力を指標として検証し、従来工法と比較した。[*]1.練返しや圧縮を受けた土壌試料の半数は、粗孔隙で5%以下、透水係数で1-5cm/sより小さかった。易有効水分孔隙の変動は小さく10%程度であった。[*]2.9月中下旬に台風の集中的な降雨を受けたが、2併用区と1心破区では排水ピークの高い敏感な排水パターンを示した。しかし、慣行区は排水ピークが小さく、降雨終了後も排水の曳尾現象が見られ、併用区・心破区で排水効果が高かった。[*]3.土壌水分の経時変化を見ると、併用区・心破区・慣行区の深さ40cmまさは降雨終了後に速やかに乾燥する傾向を示した。特に、併用区では渠間であっても心破に近い位置では顕著であった。無処理区ではほとんど乾燥しなかった。深さ60cmではいずれの試験区も乾燥することはなかった。
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