作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 暗渠排水の機能不良原因とその対策 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 圃場と土壌 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
抄録 |
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暗渠排水の機能不良原因を埋戻し部の透水不良と暗渠管内の堆泥による通水不良の2面から調査し、その対策を論じ、その試行結果について報告した。[*] 1)暗渠排水の埋戻し土は上部と下部に2分されるが、排水不良を呈する場合、いずれも粗孔隙量が少なく透水係数が低く水みちとして機能していなかった。埋戻し上部は圧縮によるものであった。一方、埋戻し下部は膨軟な埋戻しであるが、土塊が崩壊し、粗孔隙が小さな孔隙に変化したためであった。このため、暗渠排水の埋戻しには圧縮されず、かつ、膨潤しない資材で埋め戻す必要性を論じた。そして、このような性状を有する砂利や砂を用いた暗渠排水を試行し、良好な結果を得た。[*] 2)暗渠管内の堆泥には鉄を主成分とする物があり、これは鉄酸化細菌の活動によるものと推定された。そこで、鉄酸化細菌の活動を抑制する条件、例えば、排水の強化による酸化的環境の整備や薬剤による微生物活動の制圧が有効であることを論じた。 |
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