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発表 視程障害時の多重衝突事故の要因と防止対策手法の検討

作成年度 1998年度
論文名 視程障害時の多重衝突事故の要因と防止対策手法の検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本雪工学会第15回日本雪工学大会
誌名(No./号数)
発表年月日 1999/02/08 ~ 1999/02/09
所属研究室/機関名 著者名(英名)
(財)日本気象協会北海道本部丹治 和博(TANJI Kazuhiro)
防災雪氷研究室福澤 義文(FUKUZAWA Yoshifumi)
防災雪氷研究室加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
(社)北海道開発技術センター金田 安弘(KANEDA Yasuhiro)
構造部長石本 敬志(ISHIMOTO Keishi)
抄録
積雪寒冷地である北海道では、吹雪や地吹雪による視程不良を原因として多重衝突事故がしばしば発生しており、その防止対策が急務の課題となっている。[*]平成10年1月7日には吹雪を背景として、札幌圏を中心に8件の多重衝突事故が発生したこのとき実際に発生した事故事例について、気象と交通の観点から多重事故発生要因について解析した。[*]一般国道275号角山観測所で得られた結果によると吹雪時の多重衝突事故の危険性の高まる条件として、気象状況:①強風と強い降雪が伴う吹雪、②強い視程障害の発生 [*]交通状況:①1車線あたりの1O分間交通量が40台以上になると走行車にしめ車群の形成割合が急激に高くなり70%を超える、②10分間交通量が70台以下では、視程200m以下でも車群先頭車の低速走行がみられ、車両による速度差が大きい、③これらの10分間交通量40~70台程度が危険性の高い交通量と考えられる。などが明らかとなった。[*]これらの研究結果を踏まえて、①冬期道路の安全走行支援システムの開発、②あらかじめ道路情報などを提供する施設、③事故の危険性を検知し迂回経路とともに知らせる施設などの必要性を明らかにした。
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