道路利用者二一ズの高度化により、よりわかりやすく、迅速な道路情報の提供が求められている。そうした二一ズに対応するため開発土木研究所では、96年度からインターネットを活用した道路画像情報提供システムを開発して、ホームページを活用した道路画像情報提供システムを開発して、ホームページによる峠画像の伝送実験を行ってきた。一般利用者を対象にした97年度実験においては6ヶ月間で約33,00件のアクセスが得られ、本システムの有効性が実証された。[*]こうした実績を踏まえ、98年度からは、本システムを札幌開発建設部道路交通管理室に多設を行い、北海道開発局道路事業課の道路画像情報ホームページとして、中山・日勝・石北3峠に加え高規格道路1地点(計4地点)の静止画像を24時間提供する本格運用を開始した。また、このような一般道路利用者への画像情報提供の他に、建設省が全国的に展開しているインターネット動画配信ソフトを活用した、道路管理者向けの画像情報提供システムの構築も同時に行い、道路維持事務所・事業所長が自宅からダイヤルアップにより3峠の準動画を確認する実験を行った。[*]本報では、道路交通管理室に構築したこれら情報システムー連について報告する。 |