作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 吹雪時における多重衝突事故の発生要因とその対策について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成10年1月7日における札幌圏の事故事例解析から |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/02/23 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災雪氷研究室 | 金子 学(KANEKO Manabu) |
防災雪氷研究室 | 加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko) |
防災雪氷研究室 | 福澤 義文(FUKUZAWA Yoshifumi) |
抄録 |
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積雪寒冷地の北海道では、降雪や地吹雪による視界不良を原因とした事故が多く発生している。こうした事故は後続車からの発見が遅れやすく、多重衝突事故に発展する事例も少なくない。こうした多重衝突事故は長時間にわたる交通障害を引き起こし、地域社会に与える影響が非常に大きいことから、対策手法の確立が急務となっている。[*]こうしたことから、冬期多重衝突事故の発生要因を明らかにするため、平成10年1月7日に発生した8件の多重衝突事故の事例や過去の新聞記事、建設省事故データベースの事例をもとに、発生要因の分析を行なった。[*]平成10年1月7日の事例では、降雪及び強風、低温が重なって強い地吹雪が発生したことが多重衝突事故の誘因と考えられた。また、視程の低下に伴う先頭車両の速度のばらつきの増大や、地形条件による視程の急変等も原因のひとつと考えられた。[*]過去の多重衡突事故の事例検討では、多くの事故に大型車が関与しており、事故形態としては駐停車中の車両への追突が多いこと、事故地点は郊外の平坦路が多いことなど、事故発生の背景が概ね把握できた。 |
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