国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 スラリー表面施用に伴う微生物的地力の変化について

作成年度 1998年度
論文名 スラリー表面施用に伴う微生物的地力の変化について
論文名(和訳)
論文副題 ばっ気処理の影響
発表会 北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1999/02/23 ~ 1999/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室大矢 朋子(OYA Tomoko)
抄録
ばっ気処理の異なる乳牛スラリーが、土壌微生物活性(α-グルコシダーゼ活性)や土壌微生物バイオマスに及ぼす影響を調査した。室内試験において無ばっ気スラリーを土壌に混和した場合には、微生物活性は急激に上昇した後速やかに低下したが、ばっ気スラリーでは微生物活性の変化がなかった。これに対して、ガラス室内での土壌カラムを使った牧草栽培試験では、微生物的地力(微生物活性・バイオマス)にスラリーのばっ気による明確な差は出なかった。この差は、両試験での植物体の有無、スラリー施用方法(表面施用か混和か)および測定間隔の違いに起因すると考えられた。また栽培試験では、表層のα-グルコシダーゼ活性がほぼ経時的に上昇し、牧草収量との間に正の相関があった。この活性の上昇は、深さ5cm程度の土層に限定されたものであった。
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