開発土木研究所では、インターネット技術を活用した道路情報システムについて公募による官民共同研究を実施し、インターネットの次世代記述言語でXMLを道路情報分野に活用する目的で道路用Web記述言語RWML(Road Web Markup Language)の策定を行った。[*]本論文では、策定したRWMLの概要を報告するとともに、これを用いて目的地までの気象や路面の状況、道の駅イベント情報などをインターネットを通じて提供するドライブ・アドバイス・サーバ(DAS)を実験開発したので、その結果も合わせて報告する。[*]RWMLインターネットやイントラネットのプラットホーム上で道路に関連する情報を流通させるために策定したものであり、道路情報に天気予報などの気象情報や地域のイベント情報など他の高度情報通信社会の流通情報を組み合わせて、利用者にとってより付加価値の高い情報を作り出すことができるようになる。またDASは、インターネットを利用しドライバー等の一般利用者に対して適切な道路情報の提供を行うことを目的としている。インターネットを通じて参照できるHTMLやXML等で記述された情報を情報源としてデータベースに蓄積し、任意の端末からの要求に応じてその端末に最適な情報を選択、加工し、送信を行う。 |