作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 海藻への漂砂摩耗の影響に関する一実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本水産工学会 学術講演会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/05/29 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道立中央推算試験場 | 桑原 久実(KUWABARA Hisami) |
北海道大学大学院工学研究科 | 山下 俊彦(YAMASHITA Toshihiko) |
水産土木研究室 | 坪田 幸雄(TSUBOTA Yukio) |
北海道大学大学院工学研究科 | 高橋 和寛(TAKAHASHI kazuhiro) |
㈱エコニクス | 峰 寛明(MINE Hiroaki) |
抄録 |
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北海道の南西日本海沿岸では磯焼け現象が深刻な問題となっており、そのメカニズムの解明と共に、新たに藻場を造成する試みも行われている。砂浜域における藻場造成や、漂砂の影響を受ける岩礁域においては、着生した有用海藻が漂砂により剥離されてしまうマイナスの側面と、既に着生している無節石灰藻を剥離し、新たな付着基質を形成するプラスの側面も考えられる。これらのことを踏まえ、着生初期の海藻と波浪、漂砂との関係を明らかにすることを目的に、耐海水振動流装置を用いて砂による海藻の磨耗特性にっいての実験を行った。実験は幅131mm奥行き112mm高さ67mmの楕円球形のコンクリート塊及び流径30mm、50mmの礫に海藻(褐藻網しおみどろ科)を着生させたものを用い、周期7sで流速振幅を種々変化して、底質特性、流速等の諸条件を変化させて行った。波浪による漂砂磨耗によって、着生した海藻の一部が磨耗し、粒径、流速などの条件によっては、海藻が完全に磨耗し、新たな付着基質を形成することが定量的に把握できた。 |
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