作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 鵡川における洪水観測結果 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会年次学術講演会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/09/22 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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河川研究室 | 馬場 仁志(BABA Hitoshi) |
河川研究室 | 喜澤 一史(KIZAWA Kazufumi) |
河川研究室 | 川邊 和人(KAWABE Kazuhito) |
北海道大学 | 長谷川 和義(HASEGAWA Kazuyoshi) |
抄録 |
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鵡川において平成10年4月13~14日及び8月28~29日に洪水が発生した。その洪水の現地観測を穂別橋にて実施し、その結果について考察した。[*]4月の洪水は融雪及び小規模降雨によって最大流量535m3/Sを記録した。この洪水では浮遊砂ピークが流量ピークの約4時間前に起こっていることがわかった。また、水面勾配、流速、掃流砂量などが周期的変動を示していることから河床波の通過が原因ではないかと推察した。[*]196mm/日(穂別雨量観測所)という豪雨により発生した8月の洪水は、最大流量1408m3/S、最高水位H=56.77m(計画高水位H=57.70m)を記録した。この洪水では浮遊砂粒径(代表粒径d25、d75)が4月の洪水に比べさらに細かく変化がほとんどないのでWash-loadであると推察した。水面勾配や流速には特殊な変化が観測された。[*]浮遊砂濃度実測値と既存の河床材料調査結果を理論式に当てはめたものを比較検証したところ、深度別濃度分布の推定理論式に用いる浮遊砂粒径の適用範囲がわかった。また浮遊砂濃度分布も周期的に乱れが発生しており河床波の影響と推測した。 |
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