作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 塩化物水溶液によるコンクリートの長期スケーリングに及ぼすコンクリート表面の品質の影響に関する実験的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 融雪剤によるコンクリート構造物の劣化に関するシンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/11/05 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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材料研究室 | 嶋田 久俊(SHIMADA Hisatoshi) |
材料研究室 | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
材料研究室 | 熊谷 守晃(KUMAGAI Moriaki) |
抄録 |
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凍結防止剤によるコンクリートの耐凍害性を検討する試験法に、ASTM-C-672に準拠したスケーリング試験があるが、1日1サイクルと長期を要するため、一般的に50サイクル程度までしか行われない。しかし、寒冷地の実構造物における凍結融解回数、構造物の寿命を考慮すると、サイクル数が少ないものと考える。また、通常は打設面が試験面に用いられることが多いが、実際は型枠面など打設面以外の面でも凍結融解作用を受けるため、必ずしも、打設面が試験面として適切な面であるとは言えないものと考える。[*]そこで、大型の供試体を作製して、打設面もしくは型枠面が試験面になるように、部位別にコンクリートを切り出して小型供試体を作製して、塩化カルシウム水溶液を用いて長期的なスケーリング試験を行い、凍結融解作用を受ける部位の違い、コンクリート表面の品質、凍結融解の繰り返し回数が耐凍害性に及ぼす影響について検討した。[*]その結果、打設面においては長期的にスケーリング劣化がみられたが、型枠面ではスケーリング量は少なくなるものの、長期的に凍結融解作用を受けることにより、ポップアウトが発生する傾向があることがわかった。 |
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