作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 岩礁性生物ウニ・海藻への漂砂の影響に関する実験的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会海岸工学論文集 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1999/11/15 ~ 1999/11/18 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道大学 大学院工学研究科 | 高橋 和寛(TAKAHASHI Kazuhiro) |
大成建設㈱ | 近藤 正隆(KONDO Masataka) |
北海道立中央水産試験場 | 桑原 久実(KUWABARA Hisami) |
㈱エコニクス | 峰 寛明(MINE Hiroaki) |
水産土木研究室 | 坪田 幸雄(TSUBOTA Yukio) |
北海道大学 大学院工学研究科 | 山下 俊彦(YAMASHITA Toshihiko) |
抄録 |
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北海道の南西日本海沿岸では磯焼け現象が深刻な問題となっているが、こうした磯焼け地帯でも周辺に砂礫がある海域では海藻群落が形成されている場合がある。この場合、砂礫はウニの移動・摂餌の制限と漂砂摩耗による新たな着底基質の露出等に効果があると考えられる。一方、浅海砂浜域にコンクリート製藻礁等を設置し、海藻繁茂とウニの飼育を検討する場合にも、砂礫によるウニの移動・摂餌の制限と海藻の剥離への効果を検討する必要がある。本研究は、振動流装置を用いて、砂床上および固定床上でのウニの移動特性と摂餌量を調べ、ウニの摂餌への漂砂の効果を検討するとともに、海藻の漂砂による摩耗特性を調べ、漂砂摩耗による着底基質露出の効果について検討した。その結果、①粒径の小さな砂礫による漂砂が、ウニの移動抑制に大きな効果がある、②コンブに付着したウニの摂餌速度への漂砂の影響は今回の実験範囲内ではなかったものの、コンブヘの移動の抑制に大きな効果がある、③漂砂摩耗により新しい着底基質が露出することにより海藻の着生にプラスの効果があるものの、海藻の剥ぎ取りというマイナスの効果もある、ことが明らかになった。 |
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